人間捨てたもんじゃない(神話の共通点や、人間の発想力の話)
本日は、神話の共通点や、人間の発想力について書きたいと思います。
オリジナルガンダムを作り上げたパンダ。
当ブログを書くようになって、以前より、神話について検索する機会が増えてきました。
先日も、ハワイ神話について書きましたが、色々と検索してみると、驚くほど他の神話で出てきたお話と似ています。
ちなみに、過去の神話ネタはこちら。
比較的ご好評いただいた記事は、「大量の地獄のブス。(日本神話、黄泉の国のお話)」かな。
個人的に好きな、伝わったら面白いのになあっていう記事は、「サイコパワーもへだてる天の川(七夕と星座の話)」。
ハワイ神話について検索していると、ポリネシア神話についても出てきますが、ハワイ神話・マオリ神話などなどもポリネシア神話からの派生のようで、境界線を引くのは難しそうです。
以前にアステカ神話について書いた際も、マヤ文明の方が大きな括りとしてあって、被っている、不可分な部分がありましたが、それと同様ですね。
さてさて、本日検索していて出てきたのは、マオリ神話のタネの話。
マオリ神話のタネは、色々な「もの」と子供をもうけますが、子供が草や石なのが不満で、赤土から妻を作って、ヒネ・ティタマという子供をもうけます。
ヒネ・ティタマはタネが父だと知らないまま、タネと結婚します。
Wikiによれば、ヒネ・ティタマは、「タネに自分の父親は誰かと尋ねたが「家の柱に聞け」と言われた。ヒネ・ティタマは家の柱に尋ねたが、柱も壁板も答えはしなかった。」そうで、タネが父親と悟って、闇の世界に行き、暗黒の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポになったそうです。
暗黒の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポは、名前としてはだいぶかっこいいですが、1人で家で柱と壁と話しているのはだいぶかっこわるいです。
この話を読んで、土から人を作るのは、神話ではあるあるなんだな、と思いました。
恐らく1番有名なのは、ユダヤ教・キリスト教のアダム。
ギリシア神話では、プロメテウスが粘土から人類を作った説があったり、ヘパイストスが泥からパンドラという女性を作ったりしています。
ちょっと書いていて思いましたが、当時は、土・石・木・金属くらいしか材料の候補がないと思うので、柔らかさなんかを考えると、神が何から人を作ったかは一択かもしれないですね。
今みたいに、3Dプリンターで、関節はヤマグチ式で!みたいな発想は無いと思うので、土から人を作るのが神話の共通点、というのは、ちょっと当たり前過ぎる気がしてきました。
他には、ハワイ神話では、マルアエというおじさんが、死後の世界へ、息子を連れ戻しに行く話があります。
上述の、「大量の地獄のブス。(日本神話、黄泉の国のお話)」で、当ブログでも書いていますが、「死後の世界に愛する人を迎えに行く」っていう話は、世界中に存在します。
ギリシア神話では、オルペウスが、日本神話同様に、妻を迎えに行っています。
鶴の恩返しに代表される、異類婚姻譚、動物と結婚して、最後にはお別れするお話も世界中にあります。
こういう世界共通の神話に、実はこんな元ネタが!やはり宇宙人の仕業だったのか!とかが、自分なら興奮しますが、多分そんなことはなくて、人間の発想力ってそんなに多岐にわたらないんだろうなって思っています。
催眠や昏睡状態、夢の中で見た映像が似ているのも、そういうことかなと思っています。
かつて、手塚治虫がマンガの中で、すべてのストーリーのパターンをすでに使っていた!なんて話も聞いたことがありますが、神話の時代から数千年間、ガチでストーリーを考えている人が世界中にいることを思うと、もっともっと昔に、すべてのパターンは出つくしているんじゃないかなと思います。
それと、相反して!
人間の想像力が無限だということも思います。
夢の中で出てくる人間の顔は、必ず見たことがある顔、人間には見たことがない顔を想像する想像力はない、という話も聞いたことがありますが、多分そんなことはないと思ってます。
多分、これって根拠も検証されたこともなくて、夢を映像に出して、実在の人物と照合したということはないと思います。
少なくとも、自分の夢の中には、夢オリジナルガンダムが出てきたことが何度かあります。
この、「人間の発想って、そんなもんでしょ」っていうことと、「人間の想像力すご!!」というのが両立するのが、また面白いと思っています。
現在の当ブログの課題、LINEスタンプ作り、延長戦。
昨日は、仕上げ0.5枚くらい。
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