大量の地獄のブス。(日本神話、黄泉の国のお話)
本日は神話のご紹介です。
以前に、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のガンダムの名前、ギリシア神話のペーネロペーについてと、特に関係ないですが、ギリシア神話のミノタウロスについて、ブログに書かせていただきました。
本日は、打って変わって日本神話の好きなシーンをご紹介したいと思います。
後ほど記載させていただく、一大スペクタル・チェイス・シーン。
なんか……、四千頭身のこと、別にブサイクだと思っていないんですが、四千頭身に似てしまった気がします。
後藤さんとか、むしろ隠れイケメンだと思ってるくらいなんですけどね。
本当に、四千頭身ブサイクと思ってないです。
さて、本日の日本神話ですが。
まず、天地が生まれたときに、何体か神様が生まれるんですが、その最後に、イザナギとイザナミが生まれます。
イザナギが男の神様で、イザナミは女の神様で、この2人がさらにたくさんの神々を産みます。
イザナミが妻、イザナ美ちゃんとでも覚えると、男女見分けやすいかもしれないです。
イザナミが火の神を産んだ時、イザナミは火傷をして死んでしまいました。
そこで、イザナギは黄泉の国(死後の世界)へ、妻イザナミを連れ戻しに行くことにしました。
イザナギは黄泉の国で、イザナミと再会し、帰ろうと説得します。
イザナミも、オッケー!ちょい待ちー!と承諾しますが、待てど暮らせど、イザナミが来ません。
いつの世も、妻の身支度に待ちぼうけるのが宇宙のことわりかもしれませんが、ついにイザナギは、イザナミの姿を見てしまいます。
ゾンビってる!!
イザナミは、すでに黄泉の国でゾンビ化していたのです。
ウォーキング・デッドなら後頭部をサックりするところですが、イザナギは恐怖のあまり逃げ出してしまいました。
ゾンビ姿を見られたイザナミは、黄泉醜女(よもつしこめ)を追っ手として放ちます。
黄泉醜女(よもつしこめ)、直訳、地獄のブス!
イザナギは大量の地獄のブスに追いかけまわされることとなります!
恐怖!
いや、極端な直訳を書きましたが、鬼とか妖怪のたぐいみたいですね。
怪力妖怪らしいです。
イザナギが、ツル草でできた髪飾り(クロミカヅラ)を投げつけると、そこから山ぶどうが生えてきました。
よもつしこめ達は山ぶどうを食べ始めました。
……食った!
お腹ぺこぺこか!
しかし、山ぶどうを食べ終わると、再び追ってきます。
今度は、クシ(湯津津間櫛(ゆつつなくし))の歯を折って投げつけました。
すると、今度はタケノコが生えてきました。
よもつしこめ達はタケノコを食べ始めました。
……食った!
お腹ぺこぺこか!
しかし、タケノコを食べ終わると、再び追ってきます。
今度は、近くに生えていた桃を投げつけます。
……食わない!
お腹ぱんぱんか!
ってか、逃げた!
タケノコは生えてるのを見てむしゃぶりついたのに、桃逃げた!
スイーツ別腹じゃないのか……。
そんなこんなで、イザナギは黄泉の国から逃げ帰ります。
最後には、岩で道をふさいで、イザナミとお別れすることになります。
イザナミは怒って、「毎日1000人ぶっ殺すからな!」と言いますが、イザナギは、「いいもん!毎日1500人産むもん!」と、ついにお別れしたのでした。
この、「死後の世界に愛する人を迎えに行く」って話は、世界中の神話に存在するんですよね。
何か元ネタがあるのでは、とか、SF好きには妄想が膨らみます。
先日のブログのミノタウロスのときにも、色々な物語のキャラクター名やタイトルと結びついて覚えていくのが、知識になっていくのかな、と書きましたが、今回もいくつか例を。
先日、金子修介監督の誕生日の記事で平成ガメラ愛を書きましたが、ガメラ3の主人公の名前、比良坂 綾奈(ひらさか あやな)の比良坂は、黄泉比良坂(よもつひらさか)から来ています。
今、イザナギが逃げてきた道のことですね。
今月、続編のPSO2 ニュージェネシスが出たPSO2には、アザナミというキャラクターがいました。
お姉さん好きとして、PSO2の推しキャラでした。
他にもたくさんのキャラクター名や、タイトルが日本神話や色々な神話から取られていると思います。
こういうのに気付くと楽しいですね。
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