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テスカトリポカ、武闘派。(アステカ神話のテスカトリポカのご紹介)

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本日は、先日から何度か書いている、アステカ神話の「テスカトリポカ」について書きます。 佐藤究さん著「テスカトリポカ」という小説が、直木賞と山本周五郎賞を受賞され、何かこの「テスカトリポカ」という神様について知ってた気がすると思い、 前々回は、検索しているうちに見つかった、アステカ神話、面白エピソード と、 前回は、前々回の記事についての興味深いお話 を書きました。 アステカ神話のテスカトリポカについて、何で知ったんだったか思い出したかったのと、このブログでは神話についてたびたび書いているので、テスカトリポカという神様のご紹介をと思い書き始めましたが、結局、なぜ「テスカトリポカ」という名前を覚えていたのか分かりませんでした。 なので、今回はアステカ神話のテスカトリポカのご紹介を書きます。 んが、今回「テスカトリポカ」で色々検索しているうちに、佐藤究さん著「テスカトリポカ」のレビューなどが出てきたのですが、作中で、テスカトリポカがどのような神様かは触れられているようですね。 ブログの趣旨としては、タイトルの意味を理解する補助になるようなことを書きたいと思っていましたが、恐らく、2000字~3000字しかない当ブログより、テスカトリポカ本編の方がよっぽど詳しく書いてありそうと思っています。 アステカ神話のテスカトリポカについて、何で知ったんだったか思い出せなかったですし、テスカトリポカという神様のご紹介も、佐藤究さん著「テスカトリポカ」の方が詳しい気がしますが、とりあえす、前々回から始めてしまったアステカ神話シリーズに、一旦の完結をするため、さらりとアステカ神話のテスカトリポカについて書きます。 前回に引続き、関係ないジュラシック・パーク(ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク)のイラスト。 2018年のイラスト再掲。 テスカトリポカは、メソアメリカ(中央アメリカ付近)のアステカ神話に登場する神様です。 アステカ神話では、5つの時代に区切られ、それぞれに何番目の太陽の時代とカウントされていて、テスカトリポカは、最初の時代を治めた太陽の神様です。 最初の時代、世界は、海と、テスカトリポカとケツァルコアトルという2神しかいなかったそうです。 2神しかいなかったのですが、シパクトリというワニの怪物がおり、テスカトリポカは自らの足をおとりに

インドからアメリカに投げられるウサギ(アステカ神話などのお話)

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本日は、7/20に書いたアステカ神話のお話の記事、「大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)」について、友人から面白い話を聞いたので、そのことを書こうと思います。 前回の「大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)」はこちら。 もともとは、佐藤究さん著「テスカトリポカ」に合わせ、アステカ神話のテスカトリポカについてご紹介したかったのですが、本日時点で新たな面白アステカ神話を仕入れていないので、テスカトリポカについては本日は触れません。 関係ないですが、自分が一番初めに覚えたアステカ神話の神の名前は、「ケツァルコアトル」。 映画ジュラシック・パークにはまり、恐竜にはまった頃に覚えた、当時、世界最大の翼竜「ケツァルコアトルス」の名前で覚えました。 世界最大の翼竜と書きましたが、これ以上大きい鳥もいないので、世界最大の飛翔動物だそうです。 ちなみに現在は、より大きな翼竜の化石も見つかっているそうです。 イラストは、2018年のもの、再掲。 まず、前回の記事、 前回の「大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)」 で、「自分が初めてアステカ神話というものを知ったのは、恐らくマンガ、MMRの自動書記の回だ!と思って~」と書きましたが、こちらはMMR、5巻の「マヤ文明」のお話だったと判明しました。 友人、指摘ありがとう。 いや、よく見つけたな。 マヤ文明とアステカ文明は、どちらもメソアメリカ(だいたい中央アメリカ)の古代文明で、マヤの方が古い時期を指すようです。 映画好きとしても2006年の映画「アポカリプト」で、「スペイン人が入植してくるときにあったのが、アステカ文明ね」と思っていたのですが、調べてみると、あの映画もマヤ文明のお話だそうです。 ただし、実際にスペイン人が中央アメリカに入植したときに出会ったのはアステカ文明だそうで、マヤ文明・アステカ文明は時期的には被っていて、地域は別のようなんですが、結局明確に区別せずに、まとめてマヤ文明と記載されていることも多いようです。 本日の本題はここではないのですが、もうちょっと調べてから書けば良かった。 で、本当に書きたかったのは、ここから。 友人から、先日のアステカの記事の話は、「ブッダのウサギのお話と似ている」と教えていただきました。

大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)

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本日はひさびさに、神話のお話を書きたいと思います。 佐藤究さん著「テスカトリポカ」という小説が、直木賞と山本周五郎賞を受賞され、話題になっています。 そこで、本日は、アステカ神話から好きなエピソードをご紹介したいと思います。 これまで当ブログを読んでいただいていた方ならお気付きだと思いますが、この「好きなエピソード」は、「はぁ~、為になるなあ」とか、「素敵な話だなあ」とかではありません。 「なにそれww」って話です。 よろしければ、お付合いいただけると嬉しいです。 ( 過去の神話の記事はこちら。 ) イラストの内容は、今回ご紹介する神話の1シーン。 ちょっと、今回書こうと思った経緯について。 先週の土曜のお昼、TBSテレビの王様のブランチ、書籍のコーナーで、直木賞・山本賞W受賞の「テスカトリポカ」のご紹介や、作者の佐藤究さんのインタビューが放送されていました。 「テスカトリポカ」ってアステカの神様の名前だったと思うけど、なんで聞いた名前だったっけなあと、それからずっと気になっていました。 で、結局何でこの名前を憶えていたのかは分からずじまいだったのですが、それからテスカトリポカのWikiを読んだり、何度か画像検索したりしていました。 自分が初めてアステカ神話というものを知ったのは、恐らくマンガ、MMRの自動書記の回だ!と思って、MMRのそれぞれの巻のあらすじとか読んでみたんですが、アステカの話も自動書記の話もすぐに出てこなかったんですよね。 実家に帰ればMMRの単行本あるだけに、もどかしい。 で、そんなこんなでアステカ神話のWikiを渡り歩いているうちに見つけた、「なんだそれ」ってお話を。 実は、つい先ほど、30分くらい前に見つけた話なので、付け焼刃中の付け焼刃、触ったらポロッと取れそうな浅い知識でお話しします。 Wiki、4~5ページ分の知識だと思って下さい。 時は、第5の太陽の時代。 アステカ神話では、第~番目の太陽、として時代を区切っているようで、その最新、今現在の世界が創造された後のお話です。 新しい時代になりましたが、まだ実際に太陽を作る前、真っ暗な世界で、太陽を作ることとなりました。 そこで、貧しくつつましい「ナナワツィン」と、裕福で高慢な「テクシステカトル」という神を生贄に、太陽を作ることにしま