マンガ「はじめてのあくまばらい」反省会②

本日のブログは、2/6にジャンプルーキー!に投稿、4/14に当ブログにアップロードした、マンガ「はじめてのあくまばらい」の反省や、描いていたときの話なんかを書きます。

「はじめてのあくまばらい」はこちら反省会①はこちらです。
(追記:反省会③

本日の投稿は、とりあえず「はじめてのあくまばらい」はご覧いただいてから、読んでいただいた方がいいと思います。


(相棒(後輩)の服の案)

前回の反省会①では、なぜマンガを描こうと思ったか、なぜ悪魔払いのギャグマンガにしたか書きました。

続いて、今回はキャラクターの名前の由来を書こうと思います。

反省会①のときに、「影響を受けている作品は、もちろん映画「エクソシスト」ですが、当のエクソシストは見たことがなく、同じくらい影響を受けているものに、ドラマ「スーパーナチュラル」、他に、上記の「ショーン・オブ・ザ・デッド」「コンスタンティン」「エミリー・ローズ」など~」と書きましたが、ほぼ全ての名称を、この中から引用しています。

まず、主人公、斉藤デン。

斉藤は、ショーン・オブ・ザ・デッドの主人公ショーンを演じたサイモン・ペグのサイモンから、デンは、スーパーナチュラルの主人公、ディーン・ウィンチェスターのディーンから来ています。

もう名前出ちゃいましたが、主人公の所属している会社は、オカルト調査のウィンチェスターで、ディーン・ウィンチェスターから。

ウィンチェスターは、ショーン・オブ・ザ・デッドに出てくるパブの名前でもあり、ホラー映画ではおなじみの名前みたいなのですが、元ネタは知らないです。

後輩、篠原あずみの名前の由来は、……すみません、篠原にした理由は覚えてないです。

なんとなく、そっけないような、なんでもそつなくこなすみたいな、そんな雰囲気にしようと思ったとは思うのですが、由来は忘れてしまいました。

あずみは、ショーン・オブ・ザ・デッドの主人公ショーンの恋人、リズを演じたケイト・アシュフィールドのアシュフィから来ています。

一番バイオレンスなキャラクターなので、マンガのあずみとも遠からずだなと思って付けたのを覚えています。

悪魔憑きにあっている一家の名前は、蓮井さんで、これはエクソシストで悪魔憑きにあっている女の子のお母さんを演じた、エレン・バースティンのバースティンから来ています。

悪魔憑きにあっている女の子の名前は、杏奈なのですが、……これも名前の由来が思い出せません。

とにかく簡単で無個性な名前にしようと思って付けた……気がします。

つまり、主人公の名前は、ショーン・オブ・ザ・デッドとスーパーナチュラルの主人公の名前の組合せ、ヒロインの名前はショーン・オブ・ザ・デッドはのヒロインの名前、悪魔憑きにあっている一家の名前は、エクソシストで悪魔憑きにあった女の子のお母さんの名前と、けっこうそのまんま使わせていただきました。


ちなみに登場する家は、自分の実家を思い出しつつ描きやすいように修正したものですが、実は、ドア側の壁とドアから入って左側の壁(どちらも、2つの窓と反対側の壁)が、存在しません。

そちら側が背景のときは、真っ白です。

これは、窓側の壁に比べ、少し距離があるから描かれないというのもありますが、単純にめんどくさかったからです。


(あ母さんの服の案)

さて、次に、2か月くらいでできるかなと思っていたマンガが、なぜ5か月もかかってしまったかですが、(前回の反省会でも書いた通り、これでも10~15年ぶりに描いたのに、当時の半分の期間で描いたんだよと言い訳しつつ)色々な意味で描き直しをしたからです。

色々な意味ってどんな意味ってところですが、まず初めは、お絵描きソフト、CLIP STUDIOでネームを描いていました。

説明するまでもないかもしれませんが、ネームは、よくマンガの設計図なんて言われる、コマ割りとか、ふきだしとか、キャラクターの位置なんかを描いたものですね。

絵コンテとほぼ同じです。

2週間で、ネームには見切りをつけ、次に下書きです。

今回、特に「早く描けそう」と思っていた理由に、CLIP STUDIOで描いたネームに、そのまま、その絵の上に下書き、さらにそのまま清書できると思っていたということがあります。

これぞ、デジタルの強み、文明の利器だと思っていたのですが、……きれいな線が引けない……。

デジタルの線画は手描きとはかなり違った描き方が必要になり、そんなことは分かっていたのですが、うまくいきませんでした。

半月くらい、デジタルで描いては消し、描いては消し、一向に進まないことに焦りに焦った自分は、昔と同じように漫画原稿用紙を買ってきて、アナログで描くことにしました。

久しぶりに引っぱり出したGペン(つけペン、よく見るマンガを描くペン)で描いてみると、進む進む。

やっぱりおじさんは、デジタルでは100パー全力出せないなーとか思いつつ、Gペンで描くこと1か月半~2か月くらいかな、段々とGペンもうまくいかなくなってきました。

ちなみに、自分は、飽きが来ないように、「うまくいかなくても、次のページのペン入れに進む派」、「画力が一番高まっている最後に扉絵を描きたい派」なので、3~5ページ目からデジタルで清書し始め、16ページ目でデジタルを断念、17ページ目からGペンで描いています。





Gペンで描くようになってから2か月くらい、Gペンでもうまく描けなくなってきました。

ページにしてみると、17ページ目からGペンで描き始め、27ページ目まで描き、1ページ目から扉絵の2ページ目を飛ばし、10ページ目くらいまで描いた頃だと思います。

後6ページというところまで来て、Gペンを諦め、ミリペン(細いペン)に変更して描き進めることにしました。

さらに、最終的に全ページの半分くらいのコマをミリペンで描き直していて、アナログで描いた原稿をスキャン、CLIP STUDIOでコマ割りしたページに貼り付け、ゴミ取り、セリフを入れて、トーンを貼って完成です。

そして、描き終わってしばらくして気付いたのは、……はたして、本当にデジタルで描くのが苦手だったのか、ということ。

少なくとも、昔はGペンで満足するイラストもマンガも描いたことがあります。

デジタルで線画がきれいに描けないというのはずっと思っていましたが、このブログに投稿しているマンガだけ見ても、それほどアナログで描いたものと差があったとは思えません。

そこで思ったことは、デジタルが苦手、Gペンが苦手ということではなく、同じ作業を長期間続けるうちに、基本的な絵のコツとかを忘れて、自分自身の画力が落ちてしまっていただけではないか、ということです。

そんなこんなで、今後もマンガ描きたいなと思っていますが、次こそはフルデジタルで!と思っているところです。



さてさて、かなり長くなってきたので、この続きは、また明日か明後日か投稿したいと思います。

反省会③では、ジャンプルーキー!投稿の結果と、1回しか投稿していないですが、1回だけでも気付いた、月間ルーキー賞傾向と対策について書こうと思います。

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