金子修介監督の誕生日
本日6/8は、平成ガメラ3部作やデスノート映画版でおなじみ、金子修介監督の誕生日です。
お誕生日おめでとうございます!
本日は平成ガメラ3部作への熱い愛について書きます。
イラストは、全然関係ないですが、ガメラみたいに飛んでいる、「Ain't No Mountain High Enough」という歌の歌詞のイラスト、2018年のイラスト再掲。
MCUの映画、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、1作目で使われている曲です。
平成ガメラ、ストーリーや設定について簡単に説明すると、まず、「ガメラは、超古代文明が残した地球を守るための生物兵器」で、ガメラ1作目は、「環境破壊により復活した、人間を倒すために作られた、同じく生物兵器のギャオス」と、ガメラ2は、「宇宙から降りてきたレギオン」と、ガメラ3は、「ギャオスの変異体であるイリス」と戦う話です。
自分は、平成ガメラ3部作、めちゃくちゃはまりました。
特にガメラ3については、出版された書籍という書籍を買いました。
DVD BOXが発売された当時、自分は月収が手取りで12万円くらいしかなく、食費にも困るような、毎月100円を捻出するのが大変な生活を送っていましたが、それでもDVD BOXを買いました。
それくらい平成ガメラにははまりました。
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数々の映画のタイトルやシリーズ名が出てきますが、あれだけはまった「ガメラ」のタグがなく、よくこれまで触れずにやってきなと思ってしまいました。
平成ガメラ1作目、「ガメラ 大怪獣空中決戦」を見たときには、すでに平成ゴジラ・シリーズにはまっている真っ只中だったのですが、当時、「ゴジラは怪獣映画ではなく、SF映画になった」なんて言われていました。
ガメラ 大怪獣空中決戦には、人が襲われる描写や怖がる描写などがあるせいか、昭和の特撮ものの匂いがしていて、たしかに怪獣映画ってこんなんだったなーと思わせるものになっていました。
ちなみに、音楽はゲーム「ワンダと巨像」などなど、数々のアニメや映画などのサントラを手掛けてらっしゃいます大谷幸先生なのですが、平成ガメラ1作目、「ガメラ 大怪獣空中決戦」のBGM、「ギャオス逃げ去る」は「水曜どうでしょう」の次週予告のBGMとしてご存知の方も多いと思います。
ガメラ1作目の頃は、平成ゴジラの特撮に一日の長があったり、昭和の怪獣映画感が逆にかっこ悪く見えたりと、まだまだゴジラの方が好きでした。
カメ、そんなにかっこ良くないですしね。
1のガメラは、どちらかと言えば、かわいらしかったです。
平成ガメラ2作目、「ガメラ2 レギオン襲来」の時点で、めちゃくちゃはまりました。
宇宙から来た敵怪獣、「レギオン」は、架空の生態系を丸っと一個考えちゃったような設定になっていて、SFとしても面白かったです。
レギオンのボス版は、顔がめちゃくちゃイケメンでしたし、それに合わせてか、ガメラも顔が小さく成長した印象になっていました。
ガメラの両手を広げた、翼を広げたような飛行形態もかっこ良かったです。
ガメラ2の公開は1996年で、平成ゴジラ・シリーズが、1995年の「ゴジラvsデストロイア」で終わりを告げた、さなかでの公開でした。
ガメラ2と同年の1996年には、平成モスラ・シリーズが公開されて、こちらも3部作となるのですが、モスラは小さな子供から楽しめるように、子供向けを強く意識して作られていました。
それに対して、ガメラ2は、予告編に、ハリウッド映画風のナレーションで「Advent Of Legion」と流れたり、「我が名はレギオン……、我々は大勢であるが故……、」と聖書の引用が語られたり、中二病心をくすぐる、ミリタリー色・SF色の強いものになっていました。
3作目、「ガメラ3 邪神覚醒」もめちゃくちゃはまりました。
1作目、2作目が、「シュミレーション映画」という、実際に怪獣が現れたらという、報道や自衛隊の動きを強く意識した作りになっているのに対し、3作目はもっと個人の内面などに重点を置いた内容になっていました。
いやー、正直、前田愛さん演じる主人公の、今でいう「ヤンデレ」にやられていたところがあったと思います。
当時は、「デレ」という言葉すら普及していない時代ですが、怪獣イリスにだけ心を開いている主人公の少女に、どことなくエロスの匂いを演出されていたと思います。
金子修介監督は、日活ロマンポルノの制作もされていましたし、アイドル好きだったそうですし、この辺りの演出は上手いのかもしれません。
ちなみに、初代デレはツンデレだと思うのですが、本日現在の「ツンデレ」のWikiでは、「2005年頃からは一般の人々の間でも使われるようになった」とありますので、変化形「ヤンデレ」という言葉など、まったく無い時代ですね。
ガメラ3は、シリーズのキャラがかなり再登場して、ほぼ全キャラの成長が見られるところなんかも感動させられました。
主人公に限らず、全員のストーリーが見られる、素晴らしい作品になっていたと思います。
先日、海外ドラマのフルハウス愛を書いたときにも、「1話で、2~3個の問題を描くようにすると面白いというのは、フルハウスで学びました。」と書きましたが、ガメラ3では、たくさんのキャラクター、それぞれにストーリーがある面白さを学びました。
ガメラ3は、余韻を残す終わりになっていて、その後の妄想が膨らむ映画になっていましたね。
続編を!とは言わないですが、ぜひまた面白いガメラも見たいです。
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