藤田和日郎先生の誕生日

本日5/24は、「うしおととら」や「からくりサーカス」、「双亡亭壊すべし」などでおなじみ、マンガ家の藤田和日郎先生の誕生日です。

お誕生日おめでとうございます!

本日は、うしおととらと、藤田和日郎先生についての思い出を書きます。

大好きな、うしおととら15巻、一角戦でブチ切れるとらを描こうと思ったのですが、資料が見つからなかったので、雰囲気だけ。


先日、三浦建太郎先生の訃報を受け、ベルセルクについての記事を投稿した際、「買いそろえようと思ったマンガは10タイトルもない」と書きましたが、自分がもっともよく読んだマンガは、うしおととらだと思います。

いまだに実家に全巻ありますし、外伝や当時の短編集「夜の歌」も持っています。

小中学生時代、「はまって読んでいた」というより、「買うのが当然」で、生活の一部になっていたのかもしれません。

続いて、からくりサーカスも購読していましたが、高校の途中なのか、一人暮らしになったのを機になのか、いつの間にか読まなくなってしまいました。

うしおととらからは、かなり道徳の影響も受けていると思います。

子供の頃、道徳の影響を受けた作品、1位「うしおととら」、2位「ぼのぼの」、3位「フルハウス」かもしれませんね。

このブログでも、過去にぼのぼのについては少しフルハウスについては、先日ボブ・サゲットさんの誕生日で触れましたので、よろしければ。


藤田和日郎先生は、数々のアシスタントの方が漫画家さんとして成功されていることでも有名で、Wikiにあるだけで、安西信行先生、井上和郎先生、片山ユキヲ先生、金田達也先生、雷句誠先生、福田宏先生といった方々が、藤田先生のアシスタントからマンガ家デビューされていました。

うしおととらの単行本の巻末や表紙の返しのところに、藤田先生やアシスタントが登場する小さなマンガが付いていて、今になって読み返すと、現在マンガ家として活躍されている先生方のアシスタント時代がかいま見えることがあります。

そんなこともあり、「藤田先生ってのは、お弟子さん達をたくさん育て上げた、さも理路整然とした、頭脳明晰なお方なんだろうなあ」と思っていました。

最近になって、浦沢直樹の漫勉(シーズン1、2015年9月11日の回)や、週刊少年サンデーTV、うしおととらやからくりサーカスのアニメ化の際にインタビューを受けているのなんかで、藤田先生を映像でお見かけする機会が増えて、なんというか、その、けっこう精神論の人なんだなと思いました。

だからこそ、弟子には伝わるものがあるのかもしれませんね。

実際、子供の頃の自分には、とても伝わるものがあったと思います。

週刊少年サンデーTVは、すぐに公式動画が見つかるので、添付してみます。

「浦沢直樹の漫勉」は、あるマンガ家さんの制作風景を撮影し、後日、浦沢先生とそのマンガ家さんが、撮影した映像を見ながらあれこれしゃべる、という番組です。

漫勉、藤田先生の回で衝撃を受けたのは、藤田先生がマンガを描く際に、コマ割り→アタリ(大まかな構図を決める)→ペン入れをしていて、アタリの後に下書きをしていないという映像でした。

アタリをつけた後、いきなりペンで線を引き出した映像を見て、浦沢先生が、「これ今ねえ、全国のマンガファン、あの、マンガ描いたりなんかしている人が騒然となるシーンですよ。あのねえ、下書きないでしょ。」、藤田先生「えっと……、これ下書き……」というやり取りがありました。

藤田先生は、アタリを付けたら、ばんばんペンで線を入れて、ばんばん油性の修正液で消してを繰り返して作画していて、完成原稿はかなり厚みというか、凹凸のあるものになっていました。

藤田先生が絵が下手だとは思っていないですが、始めから上手く描こうとしない姿勢や、マンガ家には必ずしも写実的な画力は必要ないということを感じさせるシーンでした。

うしおととらには、かなりの影響を受けました。

小学生時代は、よく、とらのイラストを描きました。

小学生の頃、ドラゴンボールのかめはめ派や、幽☆遊☆白書の霊丸を練習したことがありましたが、うしおととらって、そういうのがないかもしれませんね。

みなさん、月輪(がちりん)とか朏の陣とか出してたんですかね。

あ、自分は、お外堂さんの呪禁歌(じゅごんうた)歌えますけどね。

これまでにも、ちょいちょい、うしとらネタ書いてますので、よろしければこちら

コメント

このブログの人気の投稿

映画『君たちはどう生きるか』の感想と考察!もっと単純に、こうじゃない?というお話。

昨日は、ケン・マスターズ、アッシュ・クリムゾン、サイモン・ペッグさんの誕生日でした!

『ゴジラ-1.0』の予告編をマンガ化!と、『ゴジラ-1.0』の現在分かっていること。