インドからアメリカに投げられるウサギ(アステカ神話などのお話)

本日は、7/20に書いたアステカ神話のお話の記事、「大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)」について、友人から面白い話を聞いたので、そのことを書こうと思います。

前回の「大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)」はこちら。

もともとは、佐藤究さん著「テスカトリポカ」に合わせ、アステカ神話のテスカトリポカについてご紹介したかったのですが、本日時点で新たな面白アステカ神話を仕入れていないので、テスカトリポカについては本日は触れません。

関係ないですが、自分が一番初めに覚えたアステカ神話の神の名前は、「ケツァルコアトル」。

映画ジュラシック・パークにはまり、恐竜にはまった頃に覚えた、当時、世界最大の翼竜「ケツァルコアトルス」の名前で覚えました。

世界最大の翼竜と書きましたが、これ以上大きい鳥もいないので、世界最大の飛翔動物だそうです。

ちなみに現在は、より大きな翼竜の化石も見つかっているそうです。

イラストは、2018年のもの、再掲。


まず、前回の記事、前回の「大量のウサギを投げつけないで下さい。(アステカ神話のご紹介)」で、「自分が初めてアステカ神話というものを知ったのは、恐らくマンガ、MMRの自動書記の回だ!と思って~」と書きましたが、こちらはMMR、5巻の「マヤ文明」のお話だったと判明しました。

友人、指摘ありがとう。

いや、よく見つけたな。

マヤ文明とアステカ文明は、どちらもメソアメリカ(だいたい中央アメリカ)の古代文明で、マヤの方が古い時期を指すようです。

映画好きとしても2006年の映画「アポカリプト」で、「スペイン人が入植してくるときにあったのが、アステカ文明ね」と思っていたのですが、調べてみると、あの映画もマヤ文明のお話だそうです。

ただし、実際にスペイン人が中央アメリカに入植したときに出会ったのはアステカ文明だそうで、マヤ文明・アステカ文明は時期的には被っていて、地域は別のようなんですが、結局明確に区別せずに、まとめてマヤ文明と記載されていることも多いようです。

本日の本題はここではないのですが、もうちょっと調べてから書けば良かった。


で、本当に書きたかったのは、ここから。

友人から、先日のアステカの記事の話は、「ブッダのウサギのお話と似ている」と教えていただきました。

日本の「今昔物語集」やインドの「ジャータカ」、手塚治虫のブッダにも出てくるお話で、

「行き倒れている老人を見つけた動物達が、老人を助けようと、色々な食べ物を採ってくるのですが、ウサギは何も採ってくることができず、自らたき火に飛び込んで身を捧げた。感動した老人は正体を現し、帝釈天となって、ウサギを月に上げた。」

というもの。

詳細なバージョンは、かなり多岐にわたるようです。

先日のアステカ神話の記事、「テクシステカトル」が月になる話と、「自ら火に飛び込む」「ウサギ」「月になる(行く)」という点で共通点が見られます。

「大量の地獄のブス。(日本神話、黄泉の国のお話)」の記事で、「この、「死後の世界に愛する人を迎えに行く」って話は、世界中の神話に存在するんですよね。」って書きましたが、世界中の神話にはたくさんの共通点があって面白いです。

もちろん、今回は、「昔々のインドのお話が、アステカまで伝わっていたのかも」というロマンを感じます。

今回の場合、ウサギの話が記載されていたインドの「ジャータカ」は紀元前3世紀くらい(明確にソースが見つからない!)で、アステカ文明は、だいぶ後発の文明、12~16世紀の頃で、1500年以上の時間差があるので、十分伝わっていたとも思ってしまいますね。

本日は、お時間の関係で、課題はなしです!

明日のお昼は時間が取れそうなので、明後日はたくさん進んでいるかな?

もちろん明日の朝も進めたい。

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