火星人が地球に襲来したと報道された日……とみんな思った日。(宇宙戦争がラジオ放送された日)

1938年の今日10/30、アメリカのラジオで、火星人が襲来する様子が中継されました。

が、それは実は、ラジオドラマの中のお話。

H・G・ウェルズ原作の「宇宙戦争」がアメリカの出来事にアレンジされてラジオ放送され、それを聞いたアメリカの人々が本当に火星人が襲来したと思い込み、アメリカの一部地域ではパニックが起こりました。

というのは、みなさん、なんとなく聞いたことがあるかもしれませんね。

しかし、この、「パニックが起こった」ということ自体が、都市伝説という説があります。

本日は、一昨日の「米軍の極秘実験がリーク!(フィラデルフィア計画が実行された日)」に引続き、都市伝説について書きたいと思います。

何でも信じるパンダ。


「宇宙戦争」がラジオ放送されたときに、ニュースだと思ってパニックが起こった話は、実際に自分も、TVで何度か聞いたことがあります。

Wikiによれば、「全国の警察に膨大な量の問い合わせの電話があった」ことは事実だそうですが、「聴取率もきわめて低く、わずか2%にすぎなかった」そうで、それ以外の色々な騒動については、証拠がなかったり、でっち上げだったとのことです。

ちなみに、2005年のスティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」は、同じくH・G・ウェルズの「宇宙戦争」が原作です。


世の中には、都市伝説がとてもたくさんあります。

「トイレに流れる水の渦が、地球の北半球と南半球で逆」という話もありますが、大気の渦に関係する「コリオリの力」は、トイレに影響を与える程ではなく、トイレの渦には実際には関係ありません。

「「となりのトトロ」は殺人事件をモチーフにしていて、サツキとメイには途中から影がない」という話も、名アニメーター達のしっかりした光の演出の元に描かれていて、必要な部分にはちゃんと影があります。

ちょっと確認すればすぐ分かるようなことが、なんか「ぽい」だけで、みんなに信じられているということはよくあります。

一時期、「スレンダーマン」という怪物の話が、よく「最近の都市伝説」として挙げられていた気がしますが、こちらも検索してみると、海外の掲示板で作られた怪談で、著作権もはっきりしています。


みんな、簡単に都市伝説を信じてしまう、ちょっと検索すれば、すぐ嘘だと分かるのに……ということを書こうと思っていたんですが、こう書きながら、自分もWikiや、ちょっと検索して出てくる情報を元に信じているなと思いました。

最近は調べものをしようとすると、単にWikiの転載になっているサイトがたくさんあります。

神話系とかは、本当にそういうのが多くて、ほとんどWikiのコピペが大量にあるだけのサイトもたくさんあります。

Wikiはそもそも、(管理者こそいますが)自由に書き込めるものですし、「「「宇宙戦争」でパニックが起こったのが都市伝説」というのが都市伝説」か、「「「スレンダーマン」が都市伝説じゃない」というのは都市伝説」か、自分も検証せずに書いているなと思いました。

上記の「トイレの渦」や、「トトロの影」は、見れば一目瞭然ですが、エピソードのものは、確認って大変そうですね。

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と、ガッツ。

まだまだ顔塗り中。

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