ちょっと何言ってるか分からないですね。(スタンリー・キューブリックさんの誕生日、「2001年宇宙の旅」や「時計じかけのオレンジ」のお話)

本日は「2001年宇宙の旅」や「時計じかけのオレンジ」でおなじみ、スタンリー・キューブリックさんの誕生日です!

……みなさん、ちょっと待って下さい!

まだ帰らないで下さい!

小難しい解説は書きません!

キューブリック映画は、自分みたいなセミプロ副業イラストレーターが、ドヤ顔で解説して無傷で済むような代物ではないと思っています。

本日は、「キューブリック映画って、分からなくできてるよね」ってことを書きたいと思います。

ちゃんとした「2001年宇宙の旅」の解説がご覧になりたい方は、以前、毎日更新2日目の「2001年宇宙の旅が公開された日」の記事に町山さんの解説を載せているので、よろしければそちらを。

2001年宇宙の旅を見て爆睡するパンダ。

自分も、「2001年宇宙の旅」と「時計じかけのオレンジ」、3回ずつくらい寝落ちしました。


「2001年宇宙の旅」や「時計じかけのオレンジ」と言えば、難解な映画として有名です。

同じくキューブリック映画の、「ジャック・ニコルソンがお風呂でこんにちは」でおなじみ、「シャイニング」や、ハートマン軍曹の過激な漫談でおなじみ、「フルメタル・ジャケット」は、まだ分からないではないですが、「2001年宇宙の旅」や「時計じかけのオレンジ」に至っては、何が言いたいのか意味不明だった、という方も多いのではないでしょうか。

……意味不明だったのは、自分だけですかね……。

とりあえず、同志がいると信じて、お話を進めます。

「2001年宇宙の旅」のラストシーンのネタバレを書きますので、読みたくない方は次の行を飛ばして下さい。


ラストは、人類が次の段階に進化したそうです。


しかし、「2001年宇宙の旅」のラストシーンを見て、なるほど!となった方はいないのではないでしょうか。

ちなみに、脚本では解説のナレーションが多数予定されていたそうですが、キューブリックの「陳腐にさせないために」という理由で、ナレーションは無くなったそうです。

また、小説版についてですが、Wikiに「(アーサー・C・)クラークが著した同題の小説(※原作でも、映画の小説化でもない)は~」と記載があります。

しかしながら、Wikiの別項には、「クラークの小説『2001年 宇宙の旅』では結末は~(中略)~、それを「~(ネタバレ)~」というビジュアルで表現したものであった。」と、映画は小説の結末を描いているように記載されています。

続編の「2010年」のWikiにも、「スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』の続編[3]にあたる。原作はアーサー・C・クラークの『2010年宇宙の旅』」と記載されていて、個人的には「2001年宇宙の旅」は、アーサー・C・クラークの同名小説が原作と考える方が自然かなと思います。

この辺りは、猛烈な反発も予想されるので、「読んでないから知らんけど」と付け加えさせて下さい。

言いたいことは、原作と思しき小説の結末を、抽象的な映像で再現していて、かつ、ナレーションを削除している映画だということです。

自分には、とても初見で理解できる内容ではありませんでした。


「時計じかけのオレンジ」についても、この後1行、ラストシーンのネタバレを書くので、見たくない方は飛ばして下さい。


ラストは、再びダークサイドに目覚めます。


しかし、こちらも原作小説のラストとは違う、というか、原作小説にはその後の話があり、大人になった(町に帰った)主人公が描かれます。

これには、当時、原作小説の最終章が無いバージョンの小説が発売されていて、キューブリックは、原作小説の結末を知らないまま映画化したというエピソードがあります。

Wikiによれば、キューブリックは映画完成前に結末を知ったそうですが、結末に納得いかず、映画の内容を変更しなかったそうです。

Wikiにも、原作小説の結末のあらすじが記載ありますし、ネットで検索しても、おおよその内容が出てきます。

自分は、昔、知人から結末を簡単に聞きましたが、とてもとても腑に落ちる終わり方をしていました。

キューブリックには、当たり前過ぎてつまらなかったのかもしれませんね。


「2001年宇宙の旅」では、抽象的な描写でナレーションを省いていますし、「時計じかけのオレンジ」は原作の途中までの内容ですし、初見で予備知識無しで見て、全然意味不明だった自分を許して下さい。

そして、自分と同じように分からなかった方も安心して下さい。

現在このブログの課題、LINEのスタンプ制作、18日目。

54日間、42枚のイラストを、42回下描きと42回仕上げ、作業84回で制作中。

まずは、昨日のイラスト、文字の下描きを終わらせていないことに気付き、加筆。

で、その後の進行具合ですが。

昨日は、制作時間が取れたのですが、猛烈なゲシュタルト崩壊により、進んでいません。

↓こんな感じ。

何か変。

日数の経過は、54日中18日目で、ぴったり1/3経過。

制作の進行具合は、下描き7枚、仕上げ0枚で、84作業中7作業完了、8.3%しか進んでいません。

昨日は時間が取れたのに、焦ってうまくいかない感じですね。

日数的にはまだ36日あり取り返せるはずなので、落ち着いて進めていきましょう。

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