極真流テセウス(ギリシア神話、ミノタウロスのお話の続き)

本日は、先日書いたミノタウロスのお話の続きを書こうと思います。

神話って長すぎて、全部覚えるのってできないと思うので、基本的に今回の記事だけ読んでもいいように書きたいと思いますが、前回の記事はこちらです。

その他の神話ネタはこちら。

後述の格闘家よりのテセウス。


Previously on Greek mythology... 前回までの、ギリシア神話。

ミノス王「ポセイドン様ー!牛をくだせー!」

うし「モー」

ミノス王「な……なんてすげえ牛だべ!絶対ポセイドン様に返さねえぞ!」

ポセイドン「牛を返さんとは……。お前の妻を牛フェチにしてやる!」

王妃パーシパエー「牛すてきー!私も牛になってデートしたい!」

ダイダロス「私に、王妃様が入る牛の着ぐるみを作れって?」

王妃パーシパエー「この着ぐるみを着て……。牛様!」

うし「モー」

ミノタウロス「おぎゃー!おぎゃー!」

ミノス王「……!!」

そんなこんなで、頭が牛、体が人間のミノタウロスが生まれました。

草食の牛と、雑食の人間の子ですが、なぜか肉食、人食いモンスターが生まれました。

ミノス王は、ダイダロスに巨大な迷宮「ラビュリントス」を作らせ、その中にミノタウロスを閉じ込めました。

当時、ミノス王の治めるクレタ島は、アテナイから少年少女を7人ずつみつがせており、その少年少女を迷宮に入れ、生贄にしていました。

ちなみに、Wikiによって、毎年少年少女7人ずつと、9年ごとに少年少女7人ずつと、記載が違います。

あるとき、その中にアテナイの王子、テセウスがまぎれていました。

テセウスは、どうも我が国アテナイからみつがされている少年少女が、怪物の生贄にされているのではないかと知り、ミノタウロス退治に来たのです。

ミノス王の娘アリアドネは、テセウスに惚れてしまい、ダイダロスに迷宮の脱出方法がないか相談します。

その結果、アリアドネは、テセウスに、たぐりよせて帰る用の糸と、短剣を渡しました。

そして、テセウスは、ミノタウロスを倒したのです!

……んが!テセウスがミノタウロスを倒した方法には、短剣で倒した説と、素手で倒した説があります。

ミノタウロスのWikiや、テセウスのWikiには、短剣で倒している昔々の絵の写真があるのですが、自分が初めてこの話を知った、阿刀田高先生の「ギリシア神話を知っていますか」では、素手で倒したことになっていたので、どうしても、ワンパンでミノタウロスをしとめるシーンが頭をよぎります。

また、「ギリシア神話を知っていますか」以外でも素手で倒したと読んだことがあります。

極真空手の創設者、大山倍達は実際に素手で牛を殺傷していますので、ワンパンでミノタウロスを倒したというのも、まったくありえない話ではありません。

テセウス「ギャラクティカファントム!どっか~ん!!」とは言わなかったと思いますが、大振りのワンパン一撃で空の彼方へぶっ飛んでいくミノタウロスも見てみたいです。


そして、この後、アリアドネに入れ知恵したダイダロスは、息子イカロスと、迷宮に閉じ込められるはめになります。

が、その話はまた今度。

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