第5回お絵描き講座!「目から上の顔のかたち」

本日は、第5回お絵描き講座!「目から上の顔のかたち」!

本日の参考画像はこちら。

『Terra Nova 〜未来創世記』や『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写版『ラスト・ブラッド』のアリソン・ミラーさんの模写。

デコが丸い!

詳しくは後程。


本日は、顔・頭の、目から上について、知っていることを書きます。


まずは基本的な形を書いておきましょうかね。

頭蓋骨がこうだとすると、

骨は文字通り、ほぼ一枚岩で、前頭骨が一枚だけ。


で、美術解剖学の主役、筋肉としては、「眼輪筋」、

まぶたとか、涙袋の下の筋肉ですね。


それから、デコを動かしたりデコじわを作る「前頭筋」。


マイナー筋肉としては、「皺眉筋」、

眉間にしわを寄せる筋肉で、表情にはとても大事。


他に、「鼻根筋」とか、

皺眉筋と眼輪筋の中間みたいな「眉毛下制筋」とかあるみたいなんですが、「鼻根筋」とか「眉毛下制筋」を意識して絵を描いたことはない。


さてさて、ここからは、「おデコのかたち」について。

おデコって、個性があって、面白いんですよね。

けっこう意識して描く部分です。


ブログ冒頭にアリソン・ミラーさんの模写を貼りましたが、とてもおデコが丸い!

美術解剖学的には、よく「女性はおデコが丸い」と言う気がします。

自分の印象としては、「女性の中には、丸いおデコの人がいる」という感じかなあ。

もう少し具体的には、この辺から後ろに折れ曲がっている感覚です。

あくまでも、「こういう女性がいる」ということで、女性の中にも平たいおデコの方も多いと思います。

まあ、イラストで女性を表現する1つのパーツですね。

胸とかと同じで、大きくない人もいるけど、大きくしておけば、女性と分かるパーツ。

トランスジェンダーの方のドキュメンタリーでも、おデコを丸く整形するのを見たことがあります。


でこフェチとかデコ好きって聞いたことがありますが、多分、ここに女性性を感じているのかと思います。

でこフェチさん向けには丸いおデコをどうぞ。


逆に、男性で、こういうおデコはあまり見たことがないかもしれない。

自分が衝撃を受けたほど平たいおデコ。

クワイ=ガン・ジン師匠。

平たいとか以前に、鼻の先から、頭の先までまっすぐ!


ちょっと話題がずれますが、古代エジプトには、鼻を高く見せるため、鼻からおデコに板を結んで、まっすぐにする習慣?(整形?)もあったそうな。


それから、西洋系の方がおデコが前に出ていて、アジア系・アフリカ系の方が、おデコが前に出ていない傾向があります。

まあ、デコと鼻が前に出てることと、彫りが深いことはかなり近い気がします。


かっこいい男性を描く方が好きな自分としては、エド・ハリスさんのデコかっこいいと思うんですよね。

この線が、

こんなにはっきり出ている人は、他に見たことがない。

頭の横を覆う「側頭筋」

↑これが発達しているために、その付け根が線になっているのかなと思っているんですが、あんまり自信ないです。

「側頭筋」(と咬筋)は、噛む筋肉なワケで、「歯を食いしばったことが多いから発達したのかも」と思うと、よりかっこいいと思ってしまう。

髪を描かないなら、だいたいこの線描いちゃう。


眉の全体を上下に動かす、外側を上下させる、内側を上下させるのは、おデコを覆う「前頭筋」を使って動かすそうです。


後は、「皺眉筋」ですね。

大好きな筋肉で、「皺眉筋」が動くと、

こうなるワケですが、

ここにしわができます。

あ、もちろん眉間にもしわができます。

そして、鼻の方向に引っ張られて、

ここが盛り上がるんですよね。

この盛り上がりがかっこいい!

ここ好き。


それから、「おデコのどの高さから髪か」なんですが、こちらも個人差が大きいですね。

実生活でも、デコが広いとか狭いとか話す機会あるんじゃないでしょうか。

かつて、『水曜日のダウンタウン』という番組で、日本一デコが狭い人を探してましたが、結果は、インポッシブルというコンビのひるちゃんで、デコは2.5cm(!?)でした。

また、昔々ハゲタレントの方が、毛髪ケアの病院に行った際に、「おデコを動かしたときに、しわができるところまでがデコ」と言われたことがあったそうです。

とにかく、デコのどれくらいの高さから髪が生えるかは、それぞれ。


最後に、急に根本的なところに戻りますが、そもそも、「目の高さって、どの辺?」ってこと。

自分的には、顔の真ん中の高さくらいがおすすめかな。

真ん中より上にあると、成熟した印象を受けると思います。

↑真ん中より上。

顔の真ん中より下にあると、童顔で優しい印象になります。

↑真ん中より下。

過去のお絵描き講座にも書きましたが、日本では優しい顔や童顔が受けると思いますので、目の位置は低めが好まれる傾向があると思います。

目の位置を下げるなら、髪を盛りまくるのも、簡単で効果が大きい。

これは、実生活の髪型やメイクも同様ですね。


お絵描き講座、投稿ペースが早い。

はっきり言って、お絵描き講座書く理由は、ブログのネタ切れです……。

俳優さんの誕生日に、その俳優さんの映画の思い出話をメインに書いてきたとこありますからね。

ブログが一周年を越えて、露骨にネタ切れしてきたかもしれない。


ではでは、また明日ー!

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