スター・ウォーズの日

本日5/4は、スター・ウォーズの日です。

けっこう有名だと思うので、説明するまでもないかもしれませんが、これはスター・ウォーズにたびたび登場するセリフ、"May the Force be with you."=メイ ザ フォース ビー ウィズ ユー。(フォースと共にあらんことを。)と"May the 4th"=メイ ザ フォース(5月4日)をかけてできたものです。

本日は、またスター・ウォーズの豆知識を書こうと思うのですが、今回は、スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のラストバトル、決着をつけるシーンでオビ=ワンの言ったセリフについて解説したいと思います。

これ、知らないで見ていると、オビ=ワンのセリフを聞いて、「……んで?」ってなると思います。

自分は初見のとき、そこまでの知識がなかったので、「……んで?」って思いました。

ストーリー全体には微々たることなので、みなさんスルーしていると思いますが、一瞬違和感を感じた方、けっこういるんじゃないでしょうか。

実際、「え?」って思ったという友人もいたので、解説してみたいと思います。

今回は、スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐の結末のネタバレになります。

熱いラストシーンなので、できるだけ熱く、感情移入できるように書きたいと思います。


ではでは、スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のラストバトル、ネタバレしていきましょう。

ダークサイドに堕ち、ダース・ベイダーの名を授かったアナキンと、彼の師匠であり戦友、そして兄弟・親友のようなオビ=ワンが決闘をすることになります。

アナキンは、幼少の頃、極端にフォースが強かったため、そして予言にある人物の可能性があったために、ジェダイにスカウトされた、最強の騎士(ジェダイ・ナイト)です。

フォースが強すぎるため、自分の妻の死を予知し、妻を救うためにダークサイドに堕ちました。

オビ=ワンは師匠であり親友でしたが、ときに、自分よりも弱いのに自分に指し図をする存在でした。

オビ=ワンは、オビ=ワンの師匠がアナキンをスカウトした直後に死亡したため、アナキンを引取り師匠になりました。

最強の弟子アナキンには手を焼きましたが、彼を愛した頭脳明晰なジェダイ・マスターです。

オビ=ワンは愛する弟子を止めるため、アナキンは怒りに任せて決闘になります。

溶岩の噴き出す惑星で、崩れゆく施設、そして、溶岩の川の上を、機械のイカダなどを跳び移りながら戦います。

ついに、その時が訪れます。

溶岩の上のイカダから、オビ=ワンが地面に跳び移り、"It's over Anakin, I have the high ground."(アナキン、もう終わりだ、私は地の利を得た(直訳:高いとこ来た)。)と言います。

最強の騎士アナキンは返します。

"You underestimate my power!"(俺の力をあなどるな!)

そして、オビ=ワンの、"Don't try it."(止めろ……)の声も空しく、オビ=ワンを追って地面に跳び移るアナキンを、オビ=ワンが切り捨てる……。

体を切り裂かれたアナキンが"I HATE YOU!"(貴様が憎い!)と叫んだのに対し、オビ=ワンは"You were my brother, Anakin! I loved you!"(兄弟のようだったのに!愛していたのに!)と返し、オビ=ワンは立ち去ります。


…………んですが、"I have the high ground."(地の利を得た。)って言われて、見ていたみんなの心に、一瞬、「え?さっきまで、ずっと色んなトコ跳び回りながら戦ってたけど、今回の跳び移りだけダメなん?」って思いが湧いて消えていったと思います。

これ、検索してみるとけっこうネタにされているようで、上記のように、「いったい、何が有利なのか」とか、さんざん書かれています。

さてさて、では本題。

地面に跳び移ったオビ=ワンが、なぜあんなに自分が有利だと主張したか、自分の知識を総動員して解説していきましょう。

まず、映画にはまったく出てきませんが、ライトセーバーの戦い方には、いくつかの型があります。

現在のライトセーバーのWikiにも、7つの型が紹介されています。

最強の騎士アナキンは、このうち、第五の型シエンを使います。

これは、超攻撃型戦闘スタイルで、火力に重点を置いた戦い方をします。

それに対して、オビ=ワンは、第三の型ソレスを使います。

オビ=ワン、

こんな構えをしているのを見たことないでしょうか。

これに限らず、剣を引いた構えで見た目にも分かりやすくなっていますが、防御型の構え、カウンタースタイルの戦い方です。

そうです。

つまり、オビ=ワンは地面に跳び移り、カウンターを放つ余裕が十分にある状況で、アナキンはただでさえ剣を大振りにするパワー型で戦っているのに、イカダから地面に大きくジャンプをするスキもさらさなくてはいけない状況だったのです。

カウンタースタイルのオビ=ワンにとって、圧倒的に有利な状況です。

もうちょっと付け加えると、たしかライトセーバーのレベルみたいのがあって、アナキンは早々にレベル7とか9とか、なんかすぐに最強レベルになったみたいなんですが、オビ=ワンはそうでもなかったのが、エピソード3の途中で最強レベルまで強くなり(劇中には出てこない)、アナキンはオビ=ワンが自分と同じレベルまで剣術(ライトセーバー)を使えると思っていなかった、見くびっていた、というのもあったと思います。

実際にアナキンは、"You underestimate my power!"(俺の力をあなどるな!)と言って切り捨てられていて、この「ライトセーバーのレベル」はエピソード3がレンタル開始された頃にネットで見たと思うんですが、本日はソースを見つけられませんでした。

とりあえず本日の記事を見ていただくと、さんざんネタにされてきた"I have the high ground."(地の利を得た。)がいかにオビ=ワンに有利な状況だったか分かってもらえると思います。

同時に、もうちょっと分かりやすいセリフはなかったのかとも思ってしまいますね。


スター・ウォーズは、当ブログでも何度も記事を書いてきたので、遊びに行ってもらえると嬉しいです。

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